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【自作】はじめての動画撮影・映像編集〜撮影準備編〜

撮影機材
今回から本格的に撮影の話に入っていきます。が、まずは撮影に必要な機材についてお話していきたいと思います。

前回ご紹介した通り、まずは映像が撮れるカメラを大きく4種類に分類し、それぞれの長所・短所をプロのカメラマンの視点から比較してご紹介します。既にカメラを持っていたり、どのタイプを買って使うかを決めている方は読み飛ばすか、そのタイプの特徴を改めて確認するだけでも良いでしょう。これからどんなカメラを使うか決める予定の方は、一通り目を通してご購入の際の参考にしていただければ幸いです。映像用カメラを選ぶ上で重要なのは、

  1. 長時間撮影しても疲れない
  2. バッテリーが長持ちするか/交換が簡単にできるか
  3. ブレなく・しっかり撮影できるか
という3点です。

それでは、さっそく参りましょう!

コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)

デジタルカメラ
画質 : ★★★☆☆

音声 : ★☆☆☆☆

価格 : ★★★★★

操作 : ★★★☆☆



一昔前であれば、「デジカメ」と言えばこのコンデジを指していたのではないかと思います。一通りの機能がコンパクトなサイズにまとまっており、カメラの入門編としてはかなりオススメのタイプです。

コンデジの長所

①とにかくコンパクト

軽い・小さい・撮影しやすい。

②高画質な機種も

「小型だと画質はあんまり良くなさそう……」というイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、小型化と高機能化が同時に進む、というのはカメラの世界にも当てはまることです。機種によっては4K(※4096×2048の高解像度)で撮影できるコンデジもあったりします。

③安い

高級路線のコンデジも流行しているようですが、一般的にコンデジは安価に購入することができます。

コンデジの短所

①バッテリーの容量が少ない

コンパクトであるが故の欠点と言えるでしょう。コンデジで映像を撮影する場合は予備バッテリーの用意が大切です。

②長時間の撮影には向いていない

バッテリーの問題もありますが、コンデジで映像を撮影する場合、機種によっては20〜30分程度でいったん録画が止まったりしてしまうものもあります。これには、そもそもコンデジが映像ではなく写真の撮影を主な目的としたカメラである、という点が関係してきます。

③音声収録は苦手

写真撮影がメインである以上、内蔵されているマイクもそこまで性能が良いわけではありません。外部マイクを装着すればある程度は向上しますが、外部マイクの性能もピンキリですので注意が必要です。

一眼レフ/ミラーレス

一眼レフカメラ
画質 : ★★★★★

音声 : ★★★☆☆

価格 : ★☆☆☆☆

操作 : ★★☆☆☆



近年発達と流行が著しいのが、この一眼レフ/ミラーレス一眼カメラです。「プロのカメラマンが持っているカメラ」と聞いて多くの方がイメージするのは、この一眼レフカメラではないでしょうか。

この二つは厳密には異なるタイプのカメラですが、操作感・表現力に関しては非常によく似ているため、一つのタイプにまとめられることが多いです。両者に共通する特徴はレンズを交換することができるという点、違いはミラーレス一眼の方が小型・軽い(一眼レフから光学式ファインダーを取り除いているため)という点です。

一眼レフ/ミラーレスの長所

①キレイに撮影できる

一眼レフ/ミラーレスの強みの一つが、センサー(撮像素子)の大きさです。非常に大ざっぱに言うと、センサーが大きいほど高画質で撮影することが可能になります。また、光を取り込める量も多くなるため、暗い場所での撮影にも向いています。

②レンズが変更できる

このタイプのカメラの最大の特徴です。用途に応じてレンズを使い分けることで、カメラの表現力のポテンシャルが様々な形で発揮されます。例えば、風景を広く撮りたいのであれば広角レンズ、人の目で見たときの印象に近い画が撮りたければ標準レンズ、遠くの被写体をインパクトたっぷりに撮るなら望遠レンズを使う、といった感じです。

③安い

プロも使うカメラ、と聞くと高そうな印象を持つ方も多いかもしれませんが、他のカメラと同様、一眼レフ/ミラーレスも価格は様々です。

一眼レフ/ミラーレスの短所

①機材が高い

一眼レフ/ミラーレスも様々な価格のカメラが存在しますが、このタイプの最大の特徴である「レンズが変更できる」という点がコスト面での短所にもなりえます。色々な状況に対応するためにレンズを揃えたり、同じ目的であってもどうせなら高価格・高性能なレンズを……という風に、レンズにこだわり始めるとキリがありません。気が付いたら、俗に言う「レンズ沼」にハマってしまっている、なんてことも……。

②長時間の撮影に向いていない

この点に関してはコンデジと共通しています。一眼レフ/ミラーレスも基本的には写真の方を目的とした製品だからです。

③音声収録は苦手

この点もコンデジと似ています。外部マイクの導入でカバー可能な点も同様です。

④他のタイプに比べてぶれやすい

レンズ次第で遠くから撮影できたりするのが一眼レフ/ミラーレスの長所ではありますが、ズームに頼りすぎると(手ブレ補正もあるとはいえ)その分ブレも大きくなるので注意する必要があります。

ビデオカメラ

ビデオカメラ
画質 : ★★★☆☆

音声 : ★★★★☆

価格 : ★★★☆☆

操作 : ★★★★☆



「カメラで映像を撮りたい」のであれば、当然ビデオカメラを選ぶのがオススメです。オートフォーカスや手ブレ補正等、動いている被写体を長時間追いかける機能が充実している、という点では、他のタイプに比べるととても楽に撮影できるカメラです。

ビデオカメラの長所

①長時間の撮影に向いている

これは映像に特化しているビデオカメラならではの特徴です。長回ししても勝手に録画が止まったりしないのはもちろんのこと、ずっと手持ちで撮影していても疲れにくい・構えやすいように設計されているため、三脚(後述)が無くても安定して撮影を続けることができます。

②軽い

前述の通り、手持ちを想定して作られているため、基本的には軽いものが多いです。

③安いものもある

他のカメラに関してもそうですが、価格に関してはかなり幅があります。そのため、「写真ではなく映像に特化して撮影を始めてみたい」という方はコンデジではなく安めのビデオカメラから入ってみても良いかもしれません。

ビデオカメラの短所

今回の記事では、映像撮影を目的とした機材の準備(特にカメラ)についてご説明していますので、「デメリットは無い!!!」と断言できます。ただし、写真もしっかり撮れるカメラが良いのであれば他のタイプのカメラを選んだ方が良いでしょう。

スマートフォン

スマートフォン
画質 : ★★★☆☆

音声 : ★★☆☆☆

費用 : ★★★☆☆

操作 : ★★★★☆



わざわざ専用にカメラを買わずとも、今の世の中なら大抵の人が持っているスマートフォンでも映像撮影は可能です。高性能なカメラを売りにしている機種も多いですし、手軽に映像撮影を始めることができる、という点ではスマホが一番と言っても良いかもしれません。しかし、当然ながらスマホは映像撮影を第一の目的とした製品ではありませんので、カメラとしての運用には問題も多い、ということに注意する必要があります。

スマートフォンの長所

①お手軽である

既に持っているものであればコスト面での負担がほぼゼロで始められる・荷物も増えない、という点ももちろんですが、普段から使っている端末であれば「使いこなすのにかかる時間が短くて済む」という意味でもお手軽である、と言えるでしょう。

②モバイルバッテリーを用意すれば長時間撮影も可能

③撮影データの扱いやすさ

少々専門的な話になりますが、スマートフォンで録画した映像は基本的にはMP4やMOVといったファイル形式(iPhoneであればM2V等)で保存されます。こうした形式は、ビデオカメラ等で用いられているAVCHD規格で保存された映像ファイルよりも動画編集の際に扱いやすく、また特別に再生ソフトを用意することなく幅広い端末で問題なく再生できる、というメリットがあります。

更に、Wi-Fiに接続した環境であれば、クラウドストレージへのバックアップやSNSでの共有も簡単にできるので、こうした点も他のカメラにはない強みと言えるでしょう。

スマートフォンの短所

①長時間撮影には向いていない

長所とは逆のことを書いているようにも見えますが、充電の用意をせずに撮影に挑めば撮れる時間も当然限られます。また、スマートフォンの場合は他のカメラよりも容量がシビアになりがちです。画質にこだわって撮影しているとあっという間に容量が限界に……ということもあり得ますので、設定には注意が必要です。

②遠くからの撮影には向いていない

基本的に、スマートフォンのカメラはズーム性能が弱いです。そのため、他のカメラを使う場合よりも被写体との距離に注意する必要があります。

③暗い場所での撮影には向いていない

実際に暗いところで撮影をしてみると分かりますが、写真にしても映像にしても、スマートフォンだとノイズが乗り、画質が悪くなります。これはレンズの大きさが関係しており、レンズ径の小さいスマホのレンズでは取り込める光の量が少なくなるため、他のカメラに比べると暗所での撮影には不向きになります。

④音声収録は苦手

スマートフォン同士での通話を思い出してください。そんなに音質は良くないですよね?録画時も同じマイクで音声を収録しているわけですので、音声に関しては推して知るべし、になります。更に言うと、外部マイクの利用もまず不可能ですので、音が重要なイベント(例:ピアノの発表会)を撮るのには向いていないと言えるでしょう。

周辺機器について

SDカードとバッテリー

記録媒体と予備バッテリーは必須

メインになるカメラが決まったら、周辺機器を揃えましょう。必須なのは映像を記録する媒体と予備のバッテリーです。

媒体ですが、最近のカメラであればほとんどの場合SDカードを使うことになると思います。できるだけ大容量のもの(32GB以上)が望ましいですが、カメラの機種によっては対応しているSDカードの容量の上限が決まっていたりするので、購入の際は仕様をきちんと確認しないといけません。

予備バッテリーについては、出来るだけ純正品(=使用しているカメラと同じメーカーが製造しているもの)を購入するのが安心です。非純正品(他社が製造している互換バッテリー)の方が価格は安いですが、バッテリー切れが早かったり、カメラとの相性の問題から使用不能になったりするケースもあり、買い替えのコストを考えると結果的に純正品の方が長持ちして安上がりに……なんてこともあるようです。また、スマートフォン以外のカメラでも、モバイルバッテリーを接続することで電力を供給することが可能なものがあったりするので、テープ等を使ってカメラに邪魔にならないように固定できるくらいのサイズのモバイルバッテリーを用意しておくのも悪くはないでしょう。
三脚

便利なアイテム各種

以上のラインナップ(カメラ・記録媒体・バッテリー)は「撮りたいものを最初から最後まで撮る」ための必要最小限の持ち物になります。冒頭でもご紹介した「映像の撮影で重要なこと」の一つである「長時間撮影しても疲れない」ようにするためには、なるべくカメラを持つ手に負担を無くすことが必要ですし、そうしないと「ブレなく撮影する」のも難しくなります。

こうした問題を解決してくれるのが三脚です。ご存知の方も多いかと思いますが、三脚の上にカメラを固定すれば常時カメラを持つ必要はなくなり、安定した撮影が可能になります。ただし、三脚を活用するには、(三脚のサイズにもよりますが)三脚を広げるのに十分なスペースがあること・周囲の迷惑にならないことが第一条件です。運動会での撮影などでは使用が難しい場合も多いかもしれません。また、カメラによっては三脚に固定するためのカメラねじ穴(三脚穴)が無かったりするので、その場合は補助パーツを購入する必要があります。三脚より安定性は劣りますが、狭いスペースでも使用できるのが一脚です。名前の通り、これは三脚の脚が一本になったものなので常時支えておかないと安定はしませんが、単に手持ちをするよりは格段に撮影が楽になります。

また、「しっかり撮影する」上では、レンズをきれいに保つことが必要不可欠です。レンズにゴミが付いていたりすると思わず息を吹きかけて飛ばしたくなりますが、息には色々とレンズに優しくないものが混ざったりするので、レンズ拭きやブロワー(※空気を吹き付ける小さい道具)を用意しておくのが良いでしょう。

まとめ

以上、タイプ別のカメラの比較と周辺機器についてご紹介しました。それぞれのカメラに長所・短所がありますが、「百聞は一見に如かず」と言う通り、実際に家電量販店等でカメラを手に取ってみるのが何よりも大切だと思います。広告等で製品情報を見ただけではどうしてもイメージはしにくいですし、「操作性・性能は目的に合っているか」「手に持ったときにしっくりくるか」「機体のデザインが好みに合っているかどうか」といったことは直接見て確認してみるのが一番でしょう。

それでは、次回からは実際の撮影の話に入っていきます。
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